【ファイアーエムブレム 風花雪月】①世界観

ファイアーエムブレム風花雪月_①世界観 ファイアーエムブレム 風花雪月

神の視点にいながら、意志の弱さ、覚悟の足りなさ、正義の脆さを突き付けられる

【ファイアーエムブレム 風花雪月】①世界観

この記事では、下記タイトルの世界観を書いています!

  • ファイアーエムブレム 風花雪月(Switch:2019年)

本作の魅力である、重厚なストーリー、没入感の高い戦闘、自由度の高い育成について、概要を紹介しています。よろしくお願いします!

  • ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡(ゲームキューブ:2005年)
  • ファイアーエムブレム 暁の女神(Wii:2007年)
  • ファイアーエムブレム 風花雪月(Switch:2019年)

本記事には、ストーリー序盤の内容や、ストーリーの抽象的な記述が含まれています。

三国の縮図に集う未来を担う若者たち

物語の舞台となる大陸「フォドラ」は、天上より女神が見守るとされる中世ヨーロッパ風の世界である。

現在は3つの国「アドラステア帝国」「ファーガス神聖王国」「レスター諸侯同盟」が存在しており、この大陸のほぼ唯一の信仰である「セイロス教」の影響下にある。

その総本山「ガルグ=マク大修道院」は三国が接する大陸の中心に鎮座し、各国の未来を担う若者がここにある士官学校に集まり、それぞれの出身に対応した学級(帝国 = 黒鷲、王国 = 青獅子、同盟 = 金鹿)で1年間の教育を受ける。

運命を分ける選択と分岐する物語

本作は二部構成になっていて、プレイヤーの分身ともいえる主人公「ベレトス」が、この士官学校の新たな教師として赴任するきっかけとなった事件から物語は始まる。

第一部「白雲の章」では、生徒たちの指導にあたる1年間が描かれる。この最序盤でプレイヤーが担当する学級を選択することになり、その選択が第二部、5年後の戦争の雌雄を決定づける選択になる。

その分、周回プレイをとおして三つの学級それぞれの生徒たちとの絆を深めることで、多角的な視点からフォドラで巻き起こった物語を体験することができる。

物語は最初の学園生活ですら平穏とは程遠く、物語が進むにつれ、種々の事件が大きな戦争へと発展していく。

物語に溶け込む進化した戦闘体験

そして生徒たちは兵士として、互いに剣を交える戦いの渦中に否応なく巻き込まれていく。戦闘は、シリーズ伝統のマス目状のマップで展開されるターンベースストラテジーで、戦闘に参加させるキャラクター(ユニット)の兵種・武器・スキル、そして、マップの地形、位置取りによる支援効果などを活用しながら、部隊を指揮して勝利条件の達成を目指す。

本作で加わった特徴的な要素が「騎士団」で、これをユニットに配備することで単独では成しえない、広範囲への攻撃や特殊効果を発動できる。

また、騎士団の存在は、物語の雰囲気を違和感なく戦闘と融合することに成功している。戦闘ムービーにおいて、数十人規模の兵士がユニットを取り巻く形で騎士団が表現されており、実際の戦場のような雰囲気を醸し出している――本シリーズは基本的に戦争を扱う物語であるが、過去作ではプレイヤーが操作するせいぜい十数人のユニットと、敵ユニット数十人が戦場に存在するだけで、物語と戦闘の規模感にギャップが感じられたのだ。

もうひとつ、忘れてはならないのが一定回数使える巻き戻し機能「天刻の拍動」であり、一手単位で行動を遡ってやり直せる。

過去作でユニットを失う度に電源をリセットしていたことを思い出すと隔世の感だが、慣れてしまうともう昔には戻れないくらい便利だった。

大仰な名前がついていることから察せられるとおり、この機能(というよりスキル)はストーリーの中に組み込まれていて、ベレトスだけが扱える特異な能力という設定だ。

自由な育成による多様な戦術

ユニットの育成は、戦闘での経験値と学園での自由行動を使ったリソース配分――生徒との会話や食事、講義、個別指導など――をとおして行われる。

キャラクターごとに得意・不得意の成長傾向はあるものの、育て方次第で(一部の性別限定兵種を除き)どの兵種にもなれる。

リソース配分の自由度が高いため、プレイヤーの意思を反映しやすいのが特徴といえる。序盤は、全ユニットが性能の似通った初期兵種になっており、ストラテジーとして戦闘が味気なかったのだが、レベル10を超えて中級職になるころには、個々の兵種の特徴をいかした戦闘が楽しめるようになった。

プレイごとに生まれるゲーム体験

戦闘経験やリソース配分の結果が、(学級の選択ほどではないが)少なからず物語の結末に影響を与える。

新しい時代の到来とともに、共に戦った仲間たちのその後がテキストで語られる(転機をつかんだ者、変わらず戦い続ける者、もの悲しい運命へと行きついた者など)。

つまり、プレイヤーが何を選択し、誰と共に戦い絆を深めるか――これが物語・戦闘・育成をとおした本作の軸であり、その自由度の高さから、プレイするごとに個々人の新たな物語が語られるのが大きな特徴である。

本当に長い時間をかけて遊んだ超大作だったが、もう一度プレイすれば、このゲームはまた新しい考えや感動をもたらしてくれるだろう。

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