【ゼノブレイド3】①世界観

ゼノブレイド3_①世界観 ゼノブレイド3

この世界を知るほど、別れはつらい――それでも、不確かな未来に歩み出す

【ゼノブレイド3】①世界観

この記事では、下記タイトルの世界観を書いています!

  • ゼノブレイド3(Switch:2022年)

フィールドとバトルは遊びやすくて奥深く、ストーリーはわかりやすくて緻密。まさにこれまでのシリーズ集大成と言える本作を、自分の体験を交えてまとめていきました。よろしくお願いします!

  • ゼノブレイド(Wii:2010年)
  • ゼノブレイド2(Switch:2017年)
  • ゼノブレイド2 黄金の国イーラ(Switch:2018年)
  • ゼノブレイドDE(Switch:2020年)
  • ゼノブレイド3(Switch:2022年)
  • ゼノブレイド3 新たなる未来(Switch:2023年)
  • ゼノブレイドクロスDE(Switch:2025年)

本記事には、ストーリー序盤の内容や、ストーリーの抽象的な記述が含まれています。

生まれながらの兵士が戦う本作の題材

本作の世界「アイオニオン」に存在するのは、相争う2つの軍事国家「ケヴェス」と「アグヌス」。2国はそれぞれの女王を元首に戴き、全身装甲姿の執政官らが「鉄巨神」(移動式の基地であり戦闘兵器)を中心としたコロニーを支配し、戦争を主導する。

国民は基本的に全員兵士であり、その寿命は10年――10歳の姿で生まれ、20歳になるまで戦い続ける。彼らは皆、女王から生まれたと信じており、戦場を生き抜くことができれば、女王の元に魂が還り、最大の栄誉を受けられると信じている。

戦わなければどうなるか?――各コロニーの「鉄巨神」には、「命の日時計」なる徐々に減少するゲージが搭載されており、所属する兵士の命と紐づけられている。

このゲージが無くなれば、兵士たちは死を迎える。ゲージを回復するには敵国の兵士を屠るしかない。

いびつな世界で展開される冒険

コロニーランクなど、他にも種々の設定があるのだが、どこか仕組まれた感じがする世界である。要は、ひとつの価値観を押し付ける支配者が背後に存在しており、そこからの逃走、そして、解放を目指す主人公たちの一貫した冒険が展開され、殊更に難解ということなく楽しめるストーリーだった。

運命に抗う主人公たちの旅路

本作の6人の主人公たちは、ケヴェスとアグヌス、それぞれで行動を共にしていた3人のチームだったのだが、メインストーリー最序盤の任務中、謎の人物の介入で命の日時計から解放され、両国から追われる身となる。

その人物が残した言葉を頼りに「シティー」なる場所を目指して6人の旅が始まる。最初はいがみ合いながらも、運命共同体となった6人は、旅を通して人本来の姿を知見することとなる。

その時、彼らは何を思い、その後、どのように行動し、最終的に何を選択し、そして、なぜその選択なのか――これがメインストーリーの軸である。

サブクエストをとおした絆の構築

豊富なサブクエストも過去作と同様に用意されている。サブクエストをとおして、プレイヤーはアイオニオンをより深く理解し、キャラ間の絆を深めることができる。

特に、ヒーロークエストと呼ばれる、特定キャラにスポットを当てたクエストを進めると、メインストーリーでは深堀されない因縁に決着をつけることができるし、世界に関する設定や出来事が明らかになることもある。

構築された絆は、「キズナグラム」と呼ばれるUIで可視化され、NPC含めて最初はバラバラだった人々の間に確かな繋がりが生まれる。

特に、ケヴェス―アグヌス間にも絆が生まれる様は、この世界に確かな変化がもたらされていることを実感するのに十分だ。

過去作が融合した世界

ケヴェスはシリーズ1作目(ゼノブレイド、ゼノブレイドDE)の種族、文化、技術をルーツとする国家であり、アグヌスはゼノブレイド2をルーツとしている。

そして、本作のバトルとフィールドは、過去作の要素を融合したデザインになっている。

受け継いだシステムを軸に拡張性があるバトル

バトルは、シリーズ伝統のリアルタイムコマンドバトルを踏襲し、ケヴェス勢とアグヌス勢で異なる仕様のアーツ(技)を使用する。

ケヴェス勢のアーツは時間経過でリキャスト、アグヌス勢のアーツはオートアタックを規定回数ヒットさせることでリキャスト、といった具合に、それぞれのルーツとなる作品のシステムを受け継いだ仕様になっている。

また、キャラの成長に応じて、敵国側のアーツを習得してセットできる。これによって、実に多様なアーツセットを組むことができるのだが、本作は非常にバランスの良いカスタマイズ性に調整されており、自由度が高すぎた前作のシステムと比べて、いい所に落ち着いた印象だ。

シリーズの記憶が息づいたフィールド

冒険の舞台アイオニオンも、過去作のフィールドをもとに構成されている。1作目の機神の大剣や、2作目のインヴィディアの巨神獣が、そのままの形を引き継いでいて目を引くように、世界全体が既出のランドマークや地形を組み合わせたデザインになっている。

シリーズファンにとって懐かしさがありつつも新しい世界は、ただひたすらに素晴らしい。広大なフィールドを動き回るだけでも本当に楽しかった。

プレイヤーに委ねられた進行と探索

展開が加速するメインストーリー後半では、大胆なデザインが見られる。ガデンシア地方は、海上に多数の島が存在するエリアなのだが、ここでは徒歩より格段に速い船移動が可能になる。

そして、大半の島をスルーして先に進むことができる(もちろん、後で再訪できる)。ストーリーを間延びさせたくないプレイヤー、じっくり探索したいプレイヤー、どちらにとっても嬉しいデザインだと感じた。

融合が生んだシリーズの完成形

総じて本作は、過去作の要素の融合を上手いバランスで仕上げていて、巧妙に仕組まれた世界設定も相まって、非常に満足度が高かった。

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